Leading Ladies: International Women's Day 2021

今回、MAISON de SABRÉでは3月8日の「International Women’s Day 2021」(国際女性デー)を記念して、世界3カ国から女性リーダーとして様々なシーンで活躍する4名にインタビューを行いました。彼女たちが女性リーダーとして今まで生きてきた経験やキャリア、ビジョンや信念に迫ります。

Leading Ladies: International Women's Day 2021

今回、MAISON de SABRÉでは3月8日の「International Women’s Day 2021」(国際女性デー)を記念して、世界3カ国から女性リーダーとして様々なシーンで活躍する4名にインタビューを行いました。彼女たちが女性リーダーとして今まで生きてきた経験やキャリア、ビジョンや信念に迫ります。


Kellie Hush(ケリー・ハッシュさん)@kelliehush

オーストラリア・シドニー

インターナショナルファッションコンサルタント/ 元『Harper's BAZAAR』編集長

MDS: International Women’s DayはKellieさんにとってどのような印象を受けますか?

KELLIE: この時期になると私は立ち止まって、これまでの人生とキャリアがどれほど素晴らしいものであったかを考えます。普段からもっと頻繁にそうしなければならないと思うのですが、人生は慌ただしく過ぎていってしまいますよね。また、女性の方々から話を聞くことは私自身パワーをもらえるので、素晴らしいたくさんの女性たちに囲まれる環境がとても好きです。そのため、できるだけ多くのインターナショナルウィメンズデーのイベントに参加するように努力しています。私が生きている間に世界は大きく変わりましたが、女性の平等、健康、安全に関しては、まだまだ課題がたくさんあると思います。


MDS: 現代社会で「女性リーダーになる」というのはどのようなことだと思いますか?

KELLIE: 個人的な意見として、『自分がリードされたいようにリードすること』です。これまでのキャリアの中で、ひどいリーダーもいれば、素晴らしいリーダーにも出会い一緒に仕事をしてきました。私が最も尊敬するリーダーは、どんな役割であっても一緒に働く全員に平等で敬意を持って接する人だと思っています。


MDS: Kellieさんが今までの人生で最も誇りに思う結果や成功は何ですか?

KELLIE: 『Harper's BAZAAR Australia』の編集長になることは、私にとってキャリアの目標でした。そして、その目標であった編集長を6年間務めた後に転職しました。現在は夢であった仕事を辞めて、リスクを冒してコンサルタント業を立ち上げたことをとても誇りに思っています。また、2人の素晴らしい娘のママであることにも自信を持っています。今まで私はワーキングママで、出張などが多く彼女たちの重要な節目やイベントを逃すこともありましたが、自分の選択を後悔したことは一度もありません。

MDS: 失敗や落ち込んだ時には、何か心がけて行っていることなどありますか?

KELLIE: 私はよく悪態をつきますし、カッとなりやすい性格とよく言われます。 脳の理性的な部分がもっと働いてくれればいいのですが、年を取ってくると頑固にもなります。ただ、失敗したり落ち込んだとしても、それで世界が終わるわけではないと思うようにしています。また、人は失敗から学び前に進むしかないですよね。みんな良くそういうと思いますが本当にそうだと思います。


MDS: Kellieさんの人生から学ぶリーダーシップとして、何か女性達にアドバイスや伝えたいメッセージなどあれば教えてください。

KELLIE: 誰もが皆それぞれのステップから何かを学ぶことができると思います。私からのアドバイスは、辛かったキャリアや経験からでも多くのことを教えてくれるという事です。とにかく後悔をしないようにしましょう。時には辛いこともありますが、困難な経験こそ力を与えてくれます。私はこのように今までの経験を生かしてきました。


MDS: Kellieさんを最も象徴するMDSコレクションのカラーは何色ですか?

KELLIE: スカイブルー 

私は透き通ったブルー、水色が大好きです。幸せなカラーの象徴で海と空のイメージがあるからです。

MDS: 世界に「自分/個性をアピールする」とはどういうことだと思いますか?またどのように表現していますか?

KELLIE: 地域社会に恩返しをすることが、私が自分のマークを残すための方法だと思っています。私は長い間非営利団体の理事会で活動してきましたが、この活動は私にとってとても大切なことで、どんなに忙しくてもいつも時間を見つけて行っています。ロイヤル・ホスピタル・フォー・ウーマン財団のために200万ドル近くを集め、現在はメルボルン・ファッション・フェスティバル、芸術科学博物館、セント・ジョージ財団の理事を務めています。

Tsugumi Watari(亘 つぐみさん) @tsugumiw

日本・東京

ファッションディレクター/ドレッサー 

MDS: International Women’s Dayはつぐみさんにとってどのような印象を受けますか?

TSUGUMI: 女性として生まれ仕事し家族を持ち生きているわけだけど、そんな社会の中で偏見や差別苦悩などあらためて考えさせられる日としていいことだと思います。

 MDS: 現代社会で「女性リーダーになる」というのはどのようなことだと思いますか?

TSUGUMI: リーダーとして働く女性は沢山います。なることがどういう事というより、リーダー達はその仕事が好きでそして真剣に向き合っていると思います。覚悟と立ち向かっていく情熱が必要だと思います。

 MDS: つぐみさんが今までの人生で最も誇りに思う結果や成功は何ですか?

TSUGUMI: 私のしている仕事に満足してもらえた時です。

 MDS: 失敗や落ち込んだ時には、何か心がけて行っていることなどありますか?

TSUGUMI: いけなかった点を考え次にできた時のことを想像して、モチベーションを高めて気持ちを変えています。

 MDS: つぐみさんの人生から学ぶリーダーシップとして、何か女性達にアドバイスや伝えたいメッセージなどあれば教えてください。

TSUGUMI: 「やりたい事は誰にも遠慮せずやる、ただし人に迷惑をかけない。」

いくつになってもごめんなさいと素直になれる気持ちを持つこと。それが女性の可愛らしさに繋がります。可愛らしさは仕事ができるとは別なので、その部分は持ち続けたいと思っています。

 MDS: つぐみさんを最も象徴するMDSコレクションのカラーは何色ですか?

TSUGUMI: ブラックキャビア

黒は全てを持ち合わせる強さと迷いのない信念の象徴だからです。

 MDS: 世界に「自分/個性をアピールする」とはどういうことだと思いますか?またどのように表現していますか?

TSUGUMI: アピールするほどのものは持ってないから恥ずかしいので特にないです。

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