アートコラボレーション with Carissa Potter

アメリカ人イラストレーターCarissa Potter (カリッサ・ポッター)が描いた母の日限定アートワーク。MdSのためだけにデザインされた2つのアート誕生秘話をインタビューしました。

アートに込めたメッセージ

アメリカ人イラストレターかつ一児の母親でもあるCarissa。日常のささやかな出来事を独創的なイラストとシンプルなメッセージで表現する彼女のアート。今世界中からラブコールを受けるCarissaがイラストレーターになったあるきっかけとは?母の日のためだけにデザインされた2つのアートに込めた特別な想いとは?人々から絶大な支持を受けるCarissa Potter (カリッサ・ポッター)の独占インタビュー。

すべての始まり

イラストを描き始めたきっかけは何だったのですか?

私がイラストを描きポストカードを作り始めたきっかけは、当時勤めていた会社を解雇されたことが始まりでした。イラストを描いて温かなメッセージを添えたカードを作ることで、私のように辛い気持ちで日々を過ごしている人々の癒しになればと思い始めました。今思えばイラストを描くことで自分自身を癒して救いたかったのかも知れませんね。私自身、人との距離の取り方や関係性の築き方に悩んでいた時期がありました。そんな時ポストカードを描いて持ち歩き、心を落ち着かせていたような気がします。人はとても複雑な生き物だと思いますが、その複雑さにこそ意味があるのではと感じています。

母になって感じること

一児の母であるCarissaさん。母になるとはどんなことでしたか?

よく「子供は愛の象徴」という言葉を耳にしていましたが実際に子供を持つ前には自分が同じように思えるのかあまり想像がつきませんでした。娘のマーガレットを妊娠中の時でさえあまり現実味が湧かず、「本当に生まれてくる子を愛せるのだろうか?もし何も感じなかったら?」と不安になった時もありました。母性が湧かないことに苦しむ人の話も聞いたことがあったのでもし自分がそうだったらと怖くもありました。でもマーガレットが誕生した時、心から名一杯の愛と喜びを感じました。そして恐怖心、恐れも同時に感じました。彼女を出産したと同時に心から娘を愛していると思いました。彼女は何にも変えがたく私自身を色んな側面から満たしてくれるような存在です。娘がお腹から出てきたあの瞬間はとても神秘的でした。この子にとって母親は世界で私だけで、私にとっても子供はこの子しかいない。そんな気持ちになってこれから一緒に成長していくんだなと感じました。

子育てからどのようなことを感じていますか?

私はマーガレットを出産する前まで「本当に子供を愛せるのか、産後うつに苦しんだりしないだろうかな」など色んなことを心配していました。でも本当の脅威はそんなことではありませんでした。娘が生後3週間を迎えた頃、ある日お医者さんから彼女に成長障害があると宣告を受け「嚢胞性線維症」を患っていると診断を受けました。私にとって健康な赤ちゃんを産むということは当然だと思っていたがゆえに予想すらしていなかった出来事でした。娘は今はとても元気です。健康だし私にとっては他でもない「パーフェクトな赤ちゃん」なのです。でも医学的には生きるのに困難が伴う状態。医学に頼り続けることがこれほどまでに大変であると私たちには想像も出来ていませんでした。娘は週250錠以上もの薬を飲み、1日に2時間の呼吸治療を受け、食事は全て胃チューブを通し摂取しています。娘にとってこれらのことは生きていくために当然のようにする歯磨きと同じようなもの。なくてはならないものなのです。困難であると同時に私は彼女と生きていけること、同じ時間を共有できることをとても幸運だと感じています。ただそうは感じながらやはり娘が治療を受けている時に母としてしなければならないことに苦しみを感じています。泣き喚く娘を両脚で抑え、まるで拘束するかのように椅子に座らせなければいけない時。娘が発する泣き声が痛いというより母に対する裏切りと思っているのではないかと感じ、辛い時があります。愛してやまない子供にどうしてこんなことをしなければならないのか。娘が大人になった時、この時の私をいつか許してくれるのではないかと願ったりもしています。将来娘が自分の子供を持ちたいと思った時、彼女が人生の選択をするのに十分な時間を生きられるように。私は今自分がしなければいけない選択をしているんだと感じます。

自分のお母さんとの思い出はありますか?

私の母の人となりがわかるとっておきのエピソードをご紹介します。母が愛に溢れた素敵な人だと分かってもらえると思います。私が極度のうつ病を発症していた時期がありました。そんな時母は私の家に来て共に時間を過ごしてくれました。そして母が去った後、私は家の中から数々のメモを見つけました。それは靴下が入っているタンスから出てきたり、友人から借りた本の中に挟まっていたり。全てのメモには「Carissa、愛してるよ。」というようなメッセージが書かれていました。今だに全てのメモは見つけられていません。恐らく今後もふとした時にそんな愛に溢れたメモが部屋から出てくるのだと思います。

アートワークに込めた想い

"Mum You're All That"

スタジオで意見交換をしていた時、母の役割とは何なのか、子供にとってどんな存在なのかをメッセージにして表現したいと思いました。誰だって母になれるし、どんな母になるのかも十人十色。時には子供にとっての親友に、シェフに、人生のコーチになることもあるでしょう。私はその状況によって色々な役割が出来る母になりたいです。「母だからこういなくちゃ、こういう存在じゃなければという固定概念は持たず自由であってほしい。」そんな想いをメッセージアートとして描きました。

"Lift Each Other Up"

このコンセプトは母になり経験した全ての試練を乗り越えるために支えてくれた人々を描いています。娘のマーガレットが病宣告を受けた時から毎晩夕食を持ってきてくれた友人、共に住み日々娘を一緒に育ててくれる両親や妹。そんな全ての人々との支え合いをアートで表現しました。私が今この瞬間を娘と生きていられるのはこれまで出会った人々のおかげです。「共に手を取り合いお互いを持ち上げ支え合う。」みなさんに伝えたいメッセージでもあります。全て自分だけで出来ることはないし、愛するもの同士、親子同士、家族同士、持ち上げ支え合いながら生きていってほしい。そんな想いと共にこのデザインが誕生しました。

コラボレーションについて

MAISON de SABRÉとのコラボレーションはいかがでしたか?

お話を頂いてとてもワクワクしました。スマホケースに母の日アートを描くことで意味のあるメッセージを届けられたらと思いました。このアートを見るたびに心地よくなる、そっと励ましてくれるような存在になれば良いです。MAISON de SABRÉのスマホケースは、触り心地が良くて持ちやすくいつも身近に持っていられるケースだと思います。だからこそMAISON de SABRÉとのコラボレーションは本当に嬉しく感じています。程よいラグジュアリー感があるのも魅力的ですね。

娘のマーガレットちゃんに伝えたいアドバイスはありますか?

尊敬するLisa Oliveraにインスパイアされた言葉:「あなたはもう十分だよ。」

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とっておきの母の日ギフト

たくさんの温かな想いが込められた2つのアートワーク 。今年の母の日は大切なお母さんにアートで愛や感謝を表現してみませんか。Carissaのアートレザースマホケースを贈ればより親子の絆が深まる母の日になるはず。